犬 乳腺炎
乳腺は、左右の乳頭に沿って存在する乳汁を分泌する分泌組織で、乳腺炎はこの乳腺組織に炎症が起こる病気です。
発情後や出産後授乳時期の女の子の犬に多くみられる病気です。
犬の乳腺炎の症状
乳腺炎は、犬の乳腺に炎症が生じる疾患で、通常は細菌感染が原因です。
特に授乳中の雌犬に多く見られますが、非授乳中の犬でも発症することがあります。
症状は急性または慢性で、以下のような症状が見られることがあります。
急性乳腺炎の症状
乳腺の腫れや赤み
乳腺が腫れ、皮膚が赤くなることがあります。
膿や分泌物
乳腺から膿や血液を含んだ分泌物が出ることがあり、悪臭を伴うこともあります。
痛みや触診時の敏感さ
乳腺に触れると痛みがあり、犬が不快そうにすることがあります。
発熱
高熱(38.5℃以上)を伴うことがあり、犬が元気をなくしたり、食欲が低下したりすることがあります。
元気消失や食欲不振
疾患の進行に伴い、犬の体調が悪化し、元気がなくなり、食欲も減少します。
授乳中の異常
授乳中の犬では、子犬が乳首を吸うことを避けることがあり、母犬が子犬に対して興味を示さなくなることもあります。
慢性乳腺炎の症状
乳腺の硬化
乳腺が固くなり、腫れや膿の分泌は少ないが、乳腺にしこりが感じられることがあります。
周期的な膿の分泌
定期的に膿が分泌されることがあり、症状が断続的に再発します。
食欲不振や体重減少
慢性の場合、軽い食欲不振や体重減少が見られることがあります。
犬の乳腺炎の原因
乳腺炎の主な原因は、細菌感染です。乳腺に細菌が侵入すると、炎症が生じて乳腺が腫れ、膿が分泌されます。
主に授乳中の雌犬で見られますが、授乳していない犬にも感染が広がることがあります。
主な原因
細菌感染
主にブドウ球菌や大腸菌が原因となります。これらの細菌は乳腺に侵入し、炎症を引き起こします。
乳腺の傷
乳腺が傷ついたり、引っかかれたりすると、細菌が侵入しやすくなります。
授乳中の不衛生な環境
乳首が不潔であったり、子犬が汚れた場所で授乳することが感染を引き起こす原因となります。
ホルモンの変化
妊娠や出産、授乳中はホルモンの影響で乳腺が膨張し、感染を引き起こしやすくなります。
免疫力の低下
ストレスや病気によって免疫力が低下していると、細菌に対する抵抗力が弱まり、乳腺炎を発症することがあります。
乳腺炎の診断
乳腺炎は、症状や体調から疑われ、確定診断のためにいくつかの検査が行われます。
診断方法
視診と触診
乳腺を視診して腫れや赤み、膿の分泌を確認します。また、乳腺を触診して硬さや痛みの有無を確認します。
乳汁の分泌物検査
乳腺から分泌される膿や液体を採取し、細菌培養を行い、感染を確認します。
血液検査
炎症の程度を確認するために、白血球数やC反応性タンパクを測定します。
超音波検査
乳腺内部の状態を評価するために超音波を使用することがあります。
細菌培養
乳腺から分泌された膿や液体を培養し、原因となる細菌を特定します。これにより、最適な抗生物質が選択されます。
乳腺炎の治療
乳腺炎の治療は、主に感染を抑えることが中心になりますが、症状や原因によって治療方法が異なります。
治療方法
抗生物質療法
細菌感染が原因である場合、抗生物質を投与して感染を抑えます。治療は数週間続けることが一般的です。
抗炎症薬
炎症を抑えるために、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)を使用することがあります。
乳腺のマッサージと絞り
乳腺内にたまった膿や分泌物を排出するために、軽くマッサージして絞り出すことがあります(獣医の指導のもと行います)。
授乳の中止
重症の場合、授乳を一時中止し、犬の回復を促進します。
外科的治療
膿瘍や大きなしこりができている場合、手術による排膿や切除が必要となることがあります。
去勢手術
妊娠していないにもかかわらず繰り返し乳腺炎が発生する場合、去勢を検討することがあります。
Q&Aから学ぶ
乳腺炎では、抗生剤の内服が使用されます。 このとき、授乳中の雌犬であれば、新生子への安全性のある抗生剤が選択されます。
また、不快感の除去のために1日数回の温湿布が施されることもあり、脱水があれば静脈からの輸液療法(点滴)も行われます。
乳腺の膿瘍や壊疽が起こっていたら、乳腺の外科的切除を行います。
乳腺炎が起こると、乳腺の腫れや熱感、痛み、黄色身を帯びた乳汁の排泄などの症状がおこり、症状が重い場合は、全身の発熱や食欲低下などの症状が見られます。
さらに、重症となり乳腺の炎症が広がり化膿すると、皮膚や皮下組織が壊死することがあります。
乳房を温めてしまうと血流がよくなり、乳汁が たくさん生産されてしまいます。 そこで、乳腺炎になっ てしまった患部を冷やしましょう。
ストレス、疲労、睡眠不足でも血液の循環が悪くなり、乳腺炎を起こす誘因となる為、周りの家族の援助も得ながら、ぐっすりと眠って十分な休息をとるようにしましょう。
乳腺炎は乳房の炎症です。 赤くなったり痛くなったり はれたりすることがあります。 氷で冷やしたり、冷湿布をしましょう。 冷やすと痛みや 炎症を減らすことができます。
痛みがあると気になって触ってしまいがちですが、その刺激がさらに痛みを増強してしまう事もあるので触らずに様子を見ることも大事です。
しかし、自己判断することは難しいため、痛みが続くような場合には乳腺外来をきちんと受診しましょう。
乳房の強い張りや詰まりがあれば、細菌感染がなくてもこのような症状が見られます。
最初は乳腺の詰まりでも、放っておくとその後は非感染性乳腺炎、感染性乳腺炎と変化し、悪化すると膿を持ってしまい、皮膚に少し切り込みを入れて膿を出す様な処置が必要になります。
乳房トラブルを起こしている時は、固くなったり痛くなったりしている部分を冷やすことがお勧めです。
保冷剤にタオルなどを巻いたものやお熱の時におでこに貼るようなシートなどを使って冷やします。
冷やしてみて、心地よく感じるようなら続けると良いです。
犬の乳腺炎の予後
乳腺炎は、早期に適切な治療を行うことで多くの犬は回復します。
治療が遅れると、膿瘍が形成されたり、乳腺が硬化してしまうことがあり、慢性化する場合もあります。
急性乳腺炎
早期に治療を開始すると、回復は比較的早く、症状は改善します。
慢性乳腺炎
慢性の場合、再発や治療に時間がかかることがあり、治療後もしこりが残ることがあります。
犬の乳腺炎の予防方法
乳腺炎を予防するためには、以下の方法が効果的です。
授乳後の衛生管理
乳首を清潔に保ち、汚れた環境で授乳を避ける。
早期の乳腺チェック
妊娠中や授乳中の犬は定期的に乳腺をチェックし、異常があれば早期に治療を行う。
去勢手術
去勢を行うことで、ホルモンの影響を抑え、乳腺炎の発症リスクを減らします。
ストレス管理
ストレスを減らし、免疫力を高めることで、細菌感染に対する抵抗力を維持することが大切です。
乳腺炎は犬の乳腺に細菌感染が原因で起こる炎症で、授乳中の犬に多く見られますが、他の犬でも発症することがあります。
早期の診断と治療が重要で、抗生物質や抗炎症薬が主な治療法です。
衛生管理や去勢手術、定期的な健康チェックが予防に役立ちます。
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