犬 タマネギ中毒
犬のタマネギ中毒は、犬にとって非常に危険な状態です。タマネギやネギ類(玉ねぎ、長ネギ、エシャロット、にんにくなど)には、犬に有害な化学物質が含まれており、中毒症状を引き起こします。
犬のタマネギ中毒の原因
タマネギに含まれる有害物質は有機硫黄化合物(ジスルフィドやスルホキシド)です。
赤血球の破壊
- これらの化合物は、犬の赤血球を酸化し、正常に機能できなくすることで溶血性貧血を引き起こします。
- 赤血球が破壊されるため、酸素を全身に運ぶ能力が低下します。
量に関する注意
- 中毒症状はタマネギの摂取量に依存しますが、体重1kgあたり15?30gのタマネギで症状が現れる可能性があります。
- 例えば、5kgの犬の場合、わずか75?150gのタマネギが中毒を引き起こす可能性があります。
犬のタマネギ中毒の症状
タマネギを摂取してから数時間〜数日後に症状が現れることがあります。
主な症状
- 嘔吐
- 下痢
- 食欲不振
- 元気消失
- ふらつき
- 心拍数の増加
- 尿の色が赤褐色(赤血球の破壊による)
- 歯茎や舌の蒼白化(貧血のサイン)
重症の場合
- 呼吸困難
- 黄疸(皮膚や目が黄色くなる)
- けいれんや意識消失
タマネギ中毒の治療
- 嘔吐誘発:摂取後数時間以内であれば、催吐処置を行い、タマネギを体外に排出させます。
- 活性炭の投与:消化管内に残っている有害物質の吸収を防ぎます。
- 点滴療法:赤血球の破壊による症状(脱水や酸素不足)を改善するため、輸液が行われます。
- 輸血:重度の貧血がある場合、赤血球を補充するための輸血が必要です。
- 酸素療法:酸素の供給を助けるために酸素吸入が行われることがあります。
すぐに獣医師に連絡
- 食べた量、時間、タマネギの形状(生、加熱、乾燥など)を伝えます。
- 具材として摂取した場合、他に含まれていた食品についても伝えます。
吐かせるかどうかの判断
- 獣医師の指示がない限り、無理に吐かせるのは避けましょう。
- タマネギの摂取から時間が経過している場合は効果が薄いため、すぐに診察を受けることが重要です。
Q&Aから学ぶ
玉ねぎを食べてしまった場合は、すぐに口の中から取り除き、歯の隙間に残らないよう、濡らしたガーゼでよく拭きましょう。
そして、速やかに動物病院へ連れて行ってください。
犬は玉ねぎを少し食べただけでも危険です。 玉ねぎには、犬の赤血球を破壊する成分が含まれており、少量でも中毒症状を起こす可能性があります。
嘔吐や下痢といった消化器症状から始まり、重症化すると貧血や呼吸困難、最悪の場合、死に至ることもあります。
犬が玉ねぎを大量に食べてしまうと、24時間以内に中毒症状が現れる場合がありますが、中毒症状が現れるまでに1日〜数日間かかることがほとんどです。
初期症状としては、下記のような消化器症状が見られます。
犬の玉ねぎ中毒に関して、明確な致死量は分かっていませんが、犬に3日間、体重1kgあたり30gの玉ねぎを与える実験では、すべての犬に重度の貧血などが生じ、5日目には死亡してしまった犬もいたという症例もあります。
犬にとって玉ねぎはとても危険な食べ物です。 ごく少量でも、絶対に犬に玉ねぎを食べさせてはいけません。
また、玉ねぎそのものだけではなく、玉ねぎが使われている料理や食べ物を気軽に与えたり、愛犬が誤ってそれらを食べてしまうような状況は避けましょう。
玉ねぎを含む食品を食べてしまったら、すぐに動物病院に連れて行きましょう。 自分で対処しようとする飼い主さんもいますが、玉ねぎ中毒は命に関わるものです。
摂取後30分以内であれば吐かせることが可能な場合もありますが、どのぐらいの量をいつ食べたのかをメモし、すぐにかかりつけの獣医師に相談しましょう。
犬のタマネギ中毒の予防方法
タマネギを犬の食事に含めない
- 生、加熱、乾燥いずれの形でも犬に与えてはいけません。
- 特にスープやハンバーグなど、人間用の食品には注意が必要です。
調理中の管理
- 誤ってタマネギを摂取しないよう、犬がキッチンや食卓にアクセスできないようにしましょう。
家族全員でルールを共有
- タマネギが犬にとって危険であることを家族全員で理解し、うっかり与えないように徹底します。
犬にとってタマネギは非常に有害であり、少量でも中毒症状を引き起こす可能性があります。
摂取後に異常が見られる場合は、速やかに獣医師に相談し、適切な治療を受けさせることが重要です。
また、日常的にタマネギを犬が誤って食べないよう、しっかり管理することが必要です。



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