犬 免疫介在性血小板減少症
免疫介在性血小板減少症(ITP)は、犬の免疫系が誤って自身の血小板を攻撃・破壊することで発症する疾患です。
血小板は血液の凝固に重要な役割を果たしており、ITPにより重度の出血傾向が引き起こされます。
この疾患は急性で生命を脅かす可能性があるため、早期の診断と治療が必要です。
犬の免疫介在性血小板減少症の原因
ITPには原発性(特発性)と二次性の2種類があります。
@ 原発性(特発性)ITP
明確な原因が見つからない場合に分類されます。
犬種や遺伝的要因が関与していると考えられています。
- 好発犬種:コッカー・スパニエル、プードル、シェルティ、ゴールデン・レトリーバー。
A 二次性ITP
他の疾患や外的要因が原因で免疫反応が誘発される場合。
- 感染症:バベシア症、エールリヒア症、レプトスピラ症。
- 薬剤反応:抗生物質、NSAIDsなど。
- 腫瘍:リンパ腫、白血病。
- 自己免疫疾患:全身性エリテマトーデス(SLE)。
犬の免疫介在性血小板減少症の症状
血小板減少による出血傾向が主な症状です。
一般的な症状
- 皮下出血:点状出血(紫斑)や斑状出血が皮膚や粘膜に現れる。
- 鼻血(鼻出血)。
- 血尿や血便。
- 歯茎や口内の出血。
- 元気消失や活動性の低下。
重症例
- 失血性ショック:重度の出血による。
- 貧血症状:血液喪失が進行する場合。
免疫介在性血小板減少症の診断
ITPの診断は、血小板減少を確認するとともに、他の原因を除外するプロセスが必要です。
@ 血液検査
- 血小板数の減少:正常値は150,000〜300,000/μLですが、ITPでは数千/μL以下になることがあります。
- 貧血:失血が進行している場合。
- その他異常:白血球の増加(炎症や免疫反応を反映)。
A 骨髄検査
- 骨髄の血小板前駆細胞(巨核球)が正常であれば、血小板破壊が末梢で起きていることを示唆。
B 追加検査
- 感染症検査:バベシアやエールリヒアなどをPCRで確認。
- 画像診断:腫瘍や他の病変を確認するためのX線や超音波検査。
C 他疾患の除外
- 他の出血性疾患(DIC、ビタミンK欠乏症など)を除外する。
免疫介在性血小板減少症の合併症
ITPでは、以下の合併症が問題となることがあります。
- 失血性ショック:重度の出血による。
- 血栓症:血小板の回復過程で発生する可能性。
- 再発:一度治療で改善しても再発するケースが多い。
Q&Aから学ぶ
治療は免疫抑制療法が必要になります。 治療に反応するまで3~10日かかり、死亡率は約30%といわれおり、恐い病気です!
治療は3~6ヶ月以上継続する必要がありますが、一度血小板数が正常にもどれば予後はかなり良好です!!!
血小板を破壊する免疫機能を抑える治療を行います。
一般的には免疫抑制効果がある副腎皮質ホルモンを投与しますが、症状によってはその他の免疫抑制剤なども投与します。
お薬での治療で十分な効果が得られない場合には、赤血球が破壊される場所の一つである脾臓を手術で摘出することもあります。
再発は、感染した犬の約 30% で発生し、一般的には診断から 2 〜 3 か月後に発生します。
血小板減少症とは、何らかの原因で止血の役割を持つ血小板が減少してしまい、さまざまな症状が現れる病気です。
この病気は、犬と猫の両方に見られますが、猫よりも犬での発生が多いと言われています。
特にプードルやシー・ズー、マルチーズ、コッカー・スパニエルなどの一部の小型犬に多く見られることが知られています。
血小板数は、正常値が犬で 20 万〜90 万/μl、猫で 30 万〜70 万/μl(以下単位略)であり、 一般的には 20 万以下で要注意、15 万以下で危険、10 万以下で容態の急変と生命の危険、 4万以下に低下した場合全身諸臓器のいずれにおいても出血が起こります。
食事療法も効果があるといわれている為、自宅でも普段食べているドッグフードにビタミンB12を多く含む食べ物や牛・豚・鶏のレバーや貝などを混ぜて与えることで、効果が期待できるとされています。
致死率30%程度のリスクがある命に関わる病気のため、入院下で治療を開始しましたが、全身状態は良好で、薬の服用も問題なく、元気食欲は良好でした。
治療開始4日目で血小板が回復し始めたため、退院して自宅での継続治療となりました。
犬では特に免疫介在性で起こることが多く、異物を排除するための免疫機能が誤って自分の細胞(血小板減少症の場合は血小板)を攻撃してしまうことで、血小板の数が極端に減ってしまいます。
オス犬よりもメス犬での発症が多く、コッカー・スパニエルやトイ・プードルなどの犬種でよく見られることが知られています。
犬の免疫介在性血小板減少症の予後
ITPの予後は、早期診断と治療の反応に依存します。
- 治療に迅速に反応した場合、予後は良好。
- 再発するケースが多く、長期的な管理が必要になる場合があります。
- 原因が特定されない場合や重篤な症状がある場合、予後は慎重に見るべきです。
犬の免疫介在性血小板減少症の予防方法
ITPの明確な予防法は確立されていませんが、以下の対策が推奨されます。
- 感染症予防:寄生虫駆除や適切なワクチン接種。
- 薬剤管理:不要な薬剤の使用を避ける。
- 定期健康診断:早期発見と治療につながる。
免疫介在性血小板減少症(ITP)は、犬の免疫系が血小板を攻撃することにより、深刻な出血傾向を引き起こす疾患です。
早期の診断と適切な治療により、多くの犬が改善する可能性があります。
再発を防ぐためにも、継続的な観察と管理が重要です。
症状が疑われる場合は、速やかに動物病院で相談してください。
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