犬 甲状腺機能低下症
甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモン(T3およびT4)の分泌量が減少することで、代謝が低下し、さまざまな症状を引き起こす病気です。
中年から高齢の犬でよく見られ、特定の犬種にリスクが高いことが知られています。
犬の甲状腺機能低下症の症状
甲状腺機能低下症は多様な症状を引き起こし、進行もゆっくりなため見逃されやすい病気です。以下の兆候が見られることがあります:
- 元気がない:活動性の低下、動きたがらない。
- 体重増加:食事量が変わらないのに体重が増える。
- 寒がり:寒い場所で震える、暖かい場所を好む。
- 被毛の変化:毛が薄くなる、艶がなくなる、脱毛(特に胴体や尻尾の周辺)。
- 皮膚の変化:乾燥肌、フケの増加、皮膚の黒ずみや感染。
- 食欲減少:代謝低下のため食べる量が減る場合がある。
- 心拍数低下:獣医師による検診で気づかれることが多い。
- 神経症状(進行例):四肢の麻痺、歩行困難、反応が鈍い。
犬の甲状腺機能低下症の原因
甲状腺機能低下症は、主に以下の原因によって発症します:
@ 原発性甲状腺疾患(全体の約95%を占める)
リンパ球性甲状腺炎:自己免疫疾患による甲状腺破壊が主因。
甲状腺萎縮:甲状腺組織が繊維化する。
A 二次性甲状腺疾患(まれ)
脳下垂体の異常により、甲状腺を刺激するホルモン(TSH)が不足する。
B 遺伝的要因
ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、ビーグル、ダックスフンドなどの犬種がリスクが高い。
甲状腺機能低下症の診断
診断には、症状の確認だけでなく、以下の検査が必要です:
血液検査
- T4濃度の測定:低下していれば疑われる。
- フリーT4(fT4)検査:より正確に甲状腺ホルモンの状態を確認。
- TSH検査:高値であれば甲状腺機能低下症の可能性が高い。
全血液検査
- 貧血や高コレステロール値が見られる場合が多い。
超音波検査(必要に応じて)
- 甲状腺のサイズや状態を評価。
甲状腺抗体検査
(自己免疫疾患の確認)
甲状腺機能低下症の治療
甲状腺機能低下症は慢性的な病気ですが、適切な治療により症状を管理できます。
@ 甲状腺ホルモン補充療法
- レボチロキシン(L-thyroxine):甲状腺ホルモンの不足を補う薬を毎日投与。
- 用量は体重や個々の反応により調整される。
A 食事と運動
- 過剰な体重増加を防ぐために適切なカロリー制限と運動が推奨される。
- 必要に応じて栄養サポートを追加。
B 皮膚や感染症の治療
- 脱毛や皮膚感染が進行している場合には抗生物質や外用薬を併用。
Q&Aから学ぶ
元気がない、歩きたがらない、たくさん食べていないのに太る、脱毛がある、皮膚病が治りにくいなど、気になる症状があれば早めに診察を受けましょう。
定期的に健康診断として血液検査を受け、甲状腺ホルモンの数値を一緒に確認すると、早期発見につながります。
低下した甲状腺の機能が回復することはないため、基本的には一生投薬を続ける必要がありますが、予後は良好です。
甲状腺機能低下症は有用な予防法がないため、早期発見、早期治療が大切です。
甲状腺機能低下症は7歳以降に発症がよくみられるといわれており、かかりやすい犬種は特にありません。
甲状腺機能低下のワンちゃんは皮膚炎を起こしていることも多く、特に慢性的で左右対称に起こり、皮膚が黒くなってしまったりしている子は要注意です。
また甲状腺機能が極端に低下すると低体温、代謝障害などにより、瀕死状態に陥ることもあります。
甲状腺機能低下症の犬には、以下のような食材は控えるべきです。
- キャベツ、ブロッコリー(アブラナ科野菜)
- 大豆食品
- 海藻
- レバー
症状 中年(4-10歳)の中型犬、大型犬に多く、トイ種、ミニチュア種には稀である。
好発犬種はグレートデン、オールドイングリッシュシープドッグ、ドーベルマン、ダックスフント、アイリッシュセッター、ミニチュアシュナウザー、ゴールデンレトリバー、ボクサー、コッカスパニエル、エアデールテリアとされている。
ストレスは、甲状腺機能低下症の原因とは言えません。
現時点では、ストレスが甲状腺機能低下症を引き起こすとする研究結果はなく、ストレスだけが原因で甲状腺機能低下症を発症することはないと考えられています。
犬の甲状腺ホルモンの低下は、ほとんどの場合、甲状腺自体の問題で起こるといわれています。
そのほか、脳下垂体や視床下部の問題によることもあります。
多くは、リンパ球性甲状腺炎、特発性甲状腺萎縮、甲状腺腫瘍などから起こります。
リンパ球性甲状腺炎は自己免疫疾患だと考えられています。
症状について 全体的に犬の表情がいつも悲しそうに見えてくることもあります。
この他にも、心拍数が遅くなったり、発情が止まったりすることがあり、重症になると、昏睡に陥ったり、意識障害を起こしたりする場合もあります。
神経学的徴候は 4 週間以内に改善する可能性がありますが、改善には 8 週間以上かかる場合があります。
皮膚科の異常改善には時間がかかる場合があります。
毛が再生するには数か月かかる場合があり、古い毛が脱落するにつれて、最初は被毛が悪化することがあります。
犬の甲状腺機能低下症の予後
- 治療を適切に行えば、多くの犬は正常な生活を取り戻せます。
- 甲状腺ホルモン補充療法を継続する必要があり、定期的な血液検査で用量調整を行うことが重要です。
犬の甲状腺機能低下症の予防方法
甲状腺機能低下症そのものを予防することは難しいですが、次の対策で早期発見が可能です:
定期健診
- 血液検査を含む健康チェックを年1〜2回実施。
体調や被毛の変化に注意
- 食欲、元気、毛並みなどの変化を日々観察する。
肥満予防
- 適切な食事と運動で健康体重を維持する。
甲状腺機能低下症は慢性の病気ですが、治療を適切に行えば犬の生活の質を大きく改善できます。
飼い主の観察と獣医師との協力が鍵となります。
早期発見と継続的な治療で、愛犬が元気に過ごせるようサポートしていきましょう。
ペット保険の必要性!
愛犬に充分な医療を受けさせるためにも『 ペット保険 』の加入は必須項目です!
![]() |
![]() |
FPC
フリーペットほけん充実の補償内容とお手頃な保険料で選ぶなら、FPCのペット保険!迷わない、シンプルな設定です。 |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
SBIいきいき少額短期保険
SBIいきいき少短のペット保険 猫と犬の病気やケガに備える保険。手ごろな保険料で、通院・入院・手術にかかった治療費用を補償します。新規お申し込みは11歳11カ月までOK! |
![]() |
![]() |
リトルファミリー少額短期保険
わんデイズ・にゃんデイズ「わんデイズ・にゃんデイズ」は、「うちの子に一生涯健康でいてほしい」という飼い主さまの願いを叶えるために誕生した、価格と補償を両立する保険です。 |
![]() |
![]() |
ペットメディカルサポート ペット保険のPS保険PS保険は通院・入院・手術をカバー。免責金額なしでお手ごろな保険料がずーっと続く! スマホ・パソコンから簡単にお申し込みできます!全国の動物病院が対象。 免責金額なし。 |
![]() |
![]() |
アニコム損害保険 アニコムのペット保険全国の動物病院で保険が使える!しかもアニコム対応病院なら窓口でお支払いは自己負担分のみ。万が一に備えるためだけが保険の役割ではありません。ペット保険を正しく理解しましょう。 シェアNo.1。 |
このサイトをお気に入りにする方法
サファリでお気に入りのWebサイトをブックマークに登録する
- iPhoneでSafariアプリ を開きます。
- ブックマークに登録したいWebページを開きます。
- ブックマークを表示ボタン をタッチして押さえたままにしてから、「ブックマークを追加」をタップします。
Google Chrome ブックマークの登録(追加)方法
- ホーム画面より (Google Chrome)をタップ
- 検索窓をタップ
- 検索結果画面からブックマークに登録(追加)したいウェブページをタップ
- (その他アイコン)をタップ
- (スター)をタップ
Firefox にブックマークを追加する
- ブックマークに追加したいページを表示します。
- アドレスバー右側にある「☆」マークをクリックします。
- 「☆」マークが「★」に変わったら、登録完了です。



.webp)
.webp)

.png)
.webp)