犬 バベシア症
バベシア症は、バベシア属の原虫が赤血球に寄生して引き起こされる病気です。
感染すると溶血性貧血や発熱を特徴とする症状が現れます。
主にマダニを介して感染しますが、輸血や母子感染も原因となることがあります。
犬のバベシア症の症状
バベシア症の症状は、感染した原虫の種類や犬の免疫状態によって異なりますが、以下が一般的です:
急性型
- 高熱(39.5〜41°C以上)
- 元気消失、食欲不振
- 貧血(歯茎や舌が白っぽくなる)
- 黄疸(目や皮膚が黄色っぽくなる)
- 赤褐色の尿(血尿)
- 呼吸困難や頻脈
- 体重減少
慢性型
- 症状が軽く、緩やかに進行することが多い。元気消失や食欲不振が主な兆候。
合併症
- DIC(播種性血管内凝固症候群)
- 腎不全、肝不全
- ショック状態
犬のバベシア症の原因
バベシア症の原因となるのは、以下のバベシア原虫です:
Babesia canis(大型種)
マダニの一種、Rhipicephalus sanguineus(茶色マダニ)によって媒介されることが多い。
Babesia gibsoni(小型種)
日本ではこちらの感染が多く、特に闘犬種(例:ピットブル)でリスクが高い。
- 感染経路:
- マダニ咬傷・・・感染したマダニが咬むことで原虫が犬の血液中に侵入。
- 輸血・・・感染した犬の血液を輸血することで伝播。
- 母子感染・・・妊娠中に母犬から胎児へ感染することがある。
犬のバベシア症の診断
バベシア症を診断するには、以下の方法が用いられます:
身体検査
貧血や黄疸の有無を視診。
発熱や体重減少などの症状を確認。
血液検査
赤血球減少、貧血: 溶血性貧血の特徴が見られる。
血液塗抹検査: 顕微鏡でバベシア原虫を直接確認する。
PCR検査
原虫のDNAを検出する検査で、感度が高い。
抗体検査
感染後に作られる抗体を確認するが、感染初期では陰性となることがある。
尿検査
溶血によるヘモグロビン尿や黄疸の兆候を確認。
犬のバベシア症の治療
バベシア症の治療は、以下のような薬剤療法と支持療法を組み合わせて行います:
抗原虫薬
イミドカルブジプロピオナート(Imidocarb dipropionate)
主にBabesia canisに有効。
アトバコン(Atovaquone)とアジスロマイシン(Azithromycin)の併用
Babesia gibsoniに効果的。
輸液療法
- 脱水やショックを防ぐために静脈点滴を行う。
輸血
- 重度の貧血が見られる場合、健康な犬からの輸血を実施。
対症療法
- 抗炎症薬: 高熱や炎症を抑える。
- 抗生物質: 二次感染を予防する目的で使用。
Q&Aから学ぶ
バベシア症のおもな主徴として発熱、貧血、脾腫、黄疸(尿色の変化)などです。
元気や食欲の低下は年齢や体力によって異なるので不特定な症状と思われます。
発生率の非常に高い兆候はビリルビン尿(92%)、貧血(87%)です(当院調べ)。
経験的にはまず尿色の変化が起こります。
バベシア症は人にうつることはありません。
感染経路 バベシアに感染しているマダニが犬の皮膚を咬んだ際、その唾液の一部が注入されます。
こうして唾液を介してバベシアがうつされ、最終的に赤血球に入り込みます。
やがて赤血球の中で増殖し、破裂させて溶血が起こります。
近畿圏をはじめ、関西より西の中四国〜九州、沖縄の一部地域で特に多発していますが、最近では関東や東北でもバベシア感染の報告があります。
広島県内では福山市、東広島市は多発地域です。
当院周辺では八本松町、志和町地域での発生が多く、この周辺のわんちゃんには特にマダニの予防を積極的にお勧めしています。
バベシアに対する予防薬は開発されていません。 バベシア原虫の感染原因となるマダニとの接触を回避することが予防となります。
マダニの駆除剤を定期的に投与したり、マダニが生息する地域の山野や草むらなどに犬を連れていかないことが重要です。
犬のバベシア症は、マダニが媒介する伝染病であり、犬同士が直接感染することはありませんが例外として、母子感染や輸血による感染は起こります。
闘犬が感染した事例がありますが、傷口にバベシアに感染した血液が入ったことによることが推測されています。
バベシア症はマダニが媒介するイヌの感染症です。
血液中の赤血球に寄生するバベシア原虫(主にBabesia gibsoni)という小さな寄生虫が、主にマダニを介して伝播し感染します。
全てのマダニがこの原虫をもっているわけではないですが、香川県内のマダニは比較的多く保有していると思われます。
バベシア症ヒトのマラリアに似た疾患で、赤血球に寄生したバベシア原虫によって引き起こされる貧血を主たる症状とする感染症。
バベシア原虫はマダニの吸血を介して動物に伝搬され、家畜・愛玩動物を問わず、世界的に最も重要なマダニ媒介性感染症である。
バベシア症に感染した犬では重度の貧血が起こり、放置すると死に至るという非常に恐ろしい感染症です。
この病原体はマダニを中間宿主としています。
この病原体に感染したマダニが犬の血を吸血するときにバベシア原虫がダニの体内から犬の体内へと移動します。
バベシアというのは血液に寄生する原虫のことで「バベシア・ギブソニ」と「バベシア・カニス」の2種類がいます。
一般的には東日本でみられることはまれです。
感染経路 ダニを中間宿主として、ダニが吸血するときに動物の体内に侵入してきます。
バベシア原虫がダニからを犬の体内に移るのに36〜48時間必要と言われていますので、吸血前にダニを取り除けば感染の可能性を非常に低くすることが出来ます。
これ以外に他の感染経路として、輸血や血液に汚染された針および道具、胎盤を通じた母子感染、闘犬及びそれに近い喧嘩によっても感染するようです。
マダニに刺されるか、闘犬で感染します。 3週間の潜伏期間をへて、元気消矢・食欲低下・発熱・体重減少・溶血性貧血などをおこします。
血液塗抹標本から赤血球内のバベシアを探します。 しかし効率のよい診断法ではないため疑われる疾患では、遺伝子診断が使用されています。
犬のバベシア症の予後
バベシア症の予後は、治療のタイミングと重症度によって異なります。
- 軽症で早期治療が行われた場合: 回復する可能性が高い。
- 重症または慢性型の場合: 治療が遅れると合併症により命に関わる場合がある。
- 完治後も一部の犬ではキャリア状態(無症状で原虫が体内に残る状態)になることがあります。
犬のバベシア症の予防方法
バベシア症は予防が非常に重要です。以下の方法で感染リスクを低減できます:
- マダニ予防薬の使用・・・定期的にスポットオンやマダニ忌避剤を使用。
- 環境管理・・・マダニが多い草むらや森林を避ける。
- 犬の健康管理・・・輸血の際は感染していない犬の血液を使用。
バベシア症は、マダニによる感染で発症する溶血性の病気です。
症状が急性で進行が早いため、早期発見と適切な治療が予後に大きく影響します。
日頃からマダニ予防を徹底し、犬の体調に異変を感じた場合は早めに獣医師に相談してください。
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