犬 皮膚の良性腫瘍
皮膚の良性腫瘍は、犬において一般的に見られる腫瘍で、悪性(癌)ではなく、命に関わることは少ないですが、見た目や飼い主の不安を引き起こすことがあります。
これらの腫瘍は通常、皮膚や皮膚の下に発生し、適切な診断と治療を行えば、予後は良好です。
犬の皮膚の良性腫瘍の種類
犬における皮膚の良性腫瘍にはいくつかの種類があります。最も一般的なものは以下の通りです。
@ 脂肪腫(リポーマ)
- 概要:脂肪組織が異常に増殖することで発生する良性腫瘍。
- 特徴:丸い形の柔らかい腫瘍で、皮膚の下に感じられます。触っても動くことが多く、痛みを伴わないことがほとんどです。
- 発生部位:首、背中、太ももなどに多く見られます。
- 治療:大きさや症状によっては、外科的に切除されることがありますが、特に治療が必要ない場合もあります。
A 色素性母斑(いわゆるホクロ)
- 概要:皮膚にできる色素細胞の集まりで、一般的には黒または茶色の斑点や腫瘍です。
- 特徴:通常は小さく、皮膚に平らまたはわずかに盛り上がった状態で見られます。
- 治療:良性の場合は通常治療は不要ですが、色や形が変わったり、急に大きくなったりする場合は、悪性かもしれないため、獣医師による評価が必要です。
B 表皮嚢胞(エピデルモイドシスト)
- 概要:皮膚の表皮細胞が異常に増殖し、皮膚内に袋状の腫瘍を形成します。内容物は脂肪や角質などが含まれます。
- 特徴:しこりが皮膚下に現れ、時に白色の膿が出ることがあります。多くは無痛ですが、炎症を起こすと痛みを伴うことがあります。
- 治療:外科的に除去することが一般的です。
C 肉芽腫(グラニュローマ)
- 概要:肉芽組織(傷を治すために形成される組織)が異常に増殖したものです。慢性炎症や感染が原因で発生することがあります。
- 特徴:しこりのようなものが皮膚上に現れ、紅く腫れることがあります。
- 治療:原因によっては、抗生物質や外科的手術で治療が行われます。
D 毛包腫瘍(アダノーマ)
- 概要:毛包に発生する良性腫瘍で、毛の成長に関連しています。
- 特徴:毛の根元に小さな腫瘍が現れ、毛が絡んでいることがあります。見た目は小さなコブのような形です。
- 治療:腫瘍が大きくなったり感染したりした場合には外科的切除が必要です。
犬の皮膚の良性腫瘍の症状
皮膚の良性腫瘍は以下のような症状を引き起こすことがあります:
- しこりや膨らみ:皮膚下や表面に小さなしこりが現れます。
- 腫瘍の色や形の変化:色素斑や小さな腫瘍が現れ、時間とともに形や大きさが変化することがあります。
- 痛みや炎症:腫瘍が炎症を引き起こすと、赤みや腫れが生じ、時には触ると痛みを感じることがあります。
- 出血や膿:一部の腫瘍(例:表皮嚢胞)は破れて膿が出たり、血が出ることがあります。
犬の皮膚の良性腫瘍の診断
皮膚の良性腫瘍の診断は、通常以下の方法で行われます:
視診と触診
- 獣医師が腫瘍の大きさ、形、色、硬さ、痛みの有無を確認します。
細胞診(針吸引細胞診)
- 腫瘍の細胞を針で採取し、顕微鏡で観察します。良性腫瘍は悪性腫瘍と異なり、細胞が正常であることが確認されます。
生検(組織検査)
- より確実な診断のために腫瘍の一部を切り取って病理検査を行うことがあります。
超音波検査やX線検査
- 腫瘍の内部構造を詳しく調べるために使用されることがあります。特に腫瘍が内部に深くある場合に役立ちます。
犬の皮膚の良性腫瘍の治療
皮膚の良性腫瘍は、多くの場合、治療は必須ではなく、ただ観察することが選択されますが、以下の治療法が考慮されます:
外科的切除
- 腫瘍が大きくなったり、見目が気になる場合、または痛みや炎症を引き起こす場合は、外科的に切除されることがあります。
- 良性腫瘍の大半は完全に切除することで再発が防げます。
温熱療法やレーザー治療
- 一部の腫瘍は、非侵襲的にレーザーで除去したり、熱を加えて治療することができます。
経過観察
- 腫瘍が小さく、特に症状がない場合は、定期的に経過を観察するだけで十分なことがあります。
Q&Aから学ぶ
一般的に腫瘍が良性の場合、皮膚を壊すことなくしこりが大きくなる傾向があり、脱毛や皮膚が赤くなることは少ないです。 また、犬のしこりが急に大きくならないのも特徴です。
腫瘍が悪性の場合、良性とは反対で、皮膚を壊してしこりが大きくなります。 そのため、毛が抜け、皮膚が赤くなります。
赤黒い色や紫色をしているしこりは悪性の可能性があるでしょう。 良性のものよりもサイズが大きくなることが多く、小さかったしこりが時間とともにどんどん大きくなっていくのが特徴です。
また、触ったときにコリコリ、ゴリゴリとしている場合には悪性である可能性があります。
一般的に良性の腫瘍は、触診をすると表面がツルツルとしていてやわらかく、くりくりと動きます。
一方、がんの場合はかたく、表面が凸凹(でこぼこ)としていて、周囲の組織と癒着(ゆちゃく)しているため、あまり動きません。
良性のイボは、小さめで明るい色が特徴です。 一方、悪性のイボは大きくて硬いことが多く、形は不整形、色は黒色〜暗赤色の暗色系の見た目である傾向があります。
ある時期を境に急に大きくなったり、見た目や硬さが変化したりすることもあります。
長らく放置すると稀に悪性化する場合がありますが、良性腫瘍の場合は、基本的には生命の危険はありません。 これらの特徴として、ピリピリとした刺激や痛みを伴うことがあります。
良性のしこりは、柔らかく表面がツルツルしており、滑らかな丸みがあります。 皮下組織と癒着していないため、押すとクリクリと動くのが特徴です。
普段、痛みやかゆみなどの症状は無い場合が多いですが、押すと痛みを感じることがあります。 良性のしこりは、一定の大きさで成長が止まります。
肥満細胞腫とは、ワンちゃんに見つかる悪性腫瘍のうち、最も多いガンです。 最初は皮膚にできることが多いのですが、肝臓や脾臓、腎臓など全身あらゆる箇所に発生し、転移をします。
これについても、まずは皮膚にしこりやできものという形で見つかることが多く、検査の結果その他の部位にも腫瘍が見つかることが多いです。
- 犬の悪性リンパ腫
- 犬の骨肉腫
- 犬の脂肪腫
- 犬の肥満細胞腫
- 犬の鼻腔内腫瘍
- 犬のメラノーマ
- 犬の乳腺腫瘍
- 犬の血管肉腫
- 犬の皮膚に発生する良性の腫瘍と腫瘍の特徴
- 脂肪腫−犬の良性腫瘍 脂肪腫は柔らかい皮膚腫瘍です。
- 乳頭腫−犬の良性腫瘍
- 組織球腫−犬の良性腫瘍
- 基底細胞腫−犬の良性腫瘍
- 肛門周囲腺腫−犬の良性腫瘍
- メラノサイトーマ(良性メラノーマ)−犬の良性腫瘍
- 扁平上皮癌
- 肥満細胞腫
皮膚組織球腫は、良性の腫瘍で、3歳未満の若い犬で発生が多いとされていますが、高齢犬でも見られることがあります。
皮膚に円形・ボタン状・ドーム状の赤いしこりができ、急速に大きくなりますがほとんどの場合は2.5センチ以下で増殖は止まります。
好発部位(発症しやすい場所)は、頭部(特に耳)、四肢です。
| 1位 | ゴールデン・レトリーバー |
|---|---|
| 2位 | パグ |
| 3位 | ラブラドール・レトリーバー |
| 4位 | ミニチュア・シュナウザー |
| 5位 | ウェルシュコーギー・ベンブローク |
犬の皮膚の良性腫瘍の予後
- 良性腫瘍の予後は非常に良好です。治療後の再発率は低く、通常は腫瘍が完全に除去されると再発はありません。
- 外科的切除後は、通常1〜2週間で回復し、その後は普通の生活に戻れることが多いです。
犬の皮膚の良性腫瘍の予防方法
皮膚の良性腫瘍を予防する方法は確立されていませんが、以下のような方法で早期発見を目指すことが重要です:
- 定期的な皮膚検査:特に中高齢の犬では、定期的に皮膚や毛の状態をチェックし、異常がないか確認します。
- 健康管理:栄養バランスの取れた食事を提供し、ストレスの少ない環境を整えることで、腫瘍のリスクを減らすことができます。
犬の皮膚の良性腫瘍は一般的で、ほとんどの場合、健康に大きな影響を及ぼすことはありません。
しかし、腫瘍の大きさや発生場所によっては治療が必要となる場合もあります。
腫瘍を発見した場合は、早期に獣医師に相談し、必要な治療を受けることが大切です。
ペット保険の必要性!
愛犬に充分な医療を受けさせるためにも『 ペット保険 』の加入は必須項目です!
![]() |
![]() |
FPC
フリーペットほけん充実の補償内容とお手頃な保険料で選ぶなら、FPCのペット保険!迷わない、シンプルな設定です。 |
|---|---|---|
![]() |
![]() |
SBIいきいき少額短期保険
SBIいきいき少短のペット保険 猫と犬の病気やケガに備える保険。手ごろな保険料で、通院・入院・手術にかかった治療費用を補償します。新規お申し込みは11歳11カ月までOK! |
![]() |
![]() |
リトルファミリー少額短期保険
わんデイズ・にゃんデイズ「わんデイズ・にゃんデイズ」は、「うちの子に一生涯健康でいてほしい」という飼い主さまの願いを叶えるために誕生した、価格と補償を両立する保険です。 |
![]() |
![]() |
ペットメディカルサポート ペット保険のPS保険PS保険は通院・入院・手術をカバー。免責金額なしでお手ごろな保険料がずーっと続く! スマホ・パソコンから簡単にお申し込みできます!全国の動物病院が対象。 免責金額なし。 |
![]() |
![]() |
アニコム損害保険 アニコムのペット保険全国の動物病院で保険が使える!しかもアニコム対応病院なら窓口でお支払いは自己負担分のみ。万が一に備えるためだけが保険の役割ではありません。ペット保険を正しく理解しましょう。 シェアNo.1。 |
このサイトをお気に入りにする方法
サファリでお気に入りのWebサイトをブックマークに登録する
- iPhoneでSafariアプリ を開きます。
- ブックマークに登録したいWebページを開きます。
- ブックマークを表示ボタン をタッチして押さえたままにしてから、「ブックマークを追加」をタップします。
Google Chrome ブックマークの登録(追加)方法
- ホーム画面より (Google Chrome)をタップ
- 検索窓をタップ
- 検索結果画面からブックマークに登録(追加)したいウェブページをタップ
- (その他アイコン)をタップ
- (スター)をタップ
Firefox にブックマークを追加する
- ブックマークに追加したいページを表示します。
- アドレスバー右側にある「☆」マークをクリックします。
- 「☆」マークが「★」に変わったら、登録完了です。



.webp)
.webp)

.png)
.webp)