犬 顔面神経麻痺
犬の顔面神経麻痺は、顔面神経が機能不全を起こして表情筋が動かなくなってしまう病気です。
顔面神経は、12対ある脳神経の中のひとつで、第Z脳神経です。
顔面神経は、主に表情筋の運動を支配しています。
また、涙腺や唾液腺の分泌にも関与します。
そのため、顔面神経麻痺が起こると、表情が分かりにくくなる、顔の筋肉が緩む、涙の量が減るなどの症状が起きます。
犬の顔面神経麻痺は、そのほとんどが、検査でも原因が特定されない特発性(とくはつせい)に分類されます。
犬の顔面神経麻痺の症状
顔面神経麻痺は、顔面神経(第7脳神経)が損傷または機能不全を起こすことによって、犬の顔の筋肉の動きに障害を与える疾患です。
この神経は顔の筋肉を支配し、目や耳、口周りの動きに関与しています。
顔面神経麻痺の主な症状は以下の通りです。
初期症状
片側の顔面の垂れ下がり
目や耳、口角が下がり、顔が非対称になる。
目を閉じられない
片目が完全に閉じられず、乾燥や刺激にさらされる可能性がある。
口のゆがみ
食事や水を飲む際に口の動きが不自然になる。
唾液が垂れる
口の筋肉がうまく働かないため、唾液が垂れることがある。
進行症状
顔の表情の喪失
顔面の筋肉が麻痺することで、犬の表情が無表情に見えることがある。
食事や飲水の困難
口周りの筋肉が使えないため、食事や水分補給が難しくなる。
眼の乾燥や感染症
目を閉じられないため、眼の乾燥や感染症(角膜炎など)が起こることがある。
犬の顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺は、さまざまな原因によって引き起こされますが、主な原因として以下が挙げられます。
原因別
外傷(事故や打撲)
頭部や首の外傷が顔面神経を圧迫したり、損傷を与えることがある。
中耳炎や内耳疾患
中耳の感染症や内耳の疾患が顔面神経に影響を及ぼすことがある。
感染症(犬ジステンパーなど)
一部のウイルスや細菌感染が顔面神経にダメージを与えることがある。
腫瘍
顔面神経が通る経路に腫瘍(耳の腫瘍など)ができると、神経が圧迫され麻痺が起こる。
免疫介在性疾患
免疫系が誤って顔面神経を攻撃することがある。
特発性(原因不明)
明確な原因が特定できないケースもあり、特発性顔面神経麻痺として診断されることもある。
顔面神経麻痺の診断
顔面神経麻痺の診断は、臨床症状の観察といくつかの検査を通じて行われます。
診断手順
身体検査
顔の筋肉の動き、目の反応、口の動きなどを観察し、麻痺の有無を確認します。
神経学的検査
神経機能を評価し、顔面神経の異常を特定します。
血液検査
感染症や免疫系の問題を確認するために血液検査が行われることがあります。
画像診断(X線、CTスキャン、MRI)
中耳炎や腫瘍、その他の内部疾患を確認するために画像診断が行われることがあります。
耳の検査
中耳炎や内耳疾患の有無を調べるため、耳の内部を詳細に検査します。
顔面神経麻痺の治療
顔面神経麻痺の治療は、原因に応じて異なります。治療が早期に行われることで、回復が期待できる場合もあります。
治療方法
薬物療法
抗生物質や抗ウイルス薬(感染症が原因の場合)
ステロイド薬(炎症を抑えるため)
抗炎症薬(免疫介在性疾患の場合)
外科的治療
腫瘍や外傷が原因で神経が圧迫されている場合、外科的に処置を行うことがあります。
目の保護
目が閉じられない場合、人工涙液や目の保護を行うことが重要です。乾燥から守るため、目薬や目を覆うカバーを使うことが推奨されます。
リハビリテーション
顔の筋肉を刺激するために、マッサージやリハビリが行われることがあります。
栄養管理と生活の質の向上
食事や飲水のサポートを行い、犬が生活しやすい環境を整えることが大切です。
Q&Aから学ぶ
犬の場合、顔面神経麻痺の7割以上が特発性顔面神経麻痺と呼ばれるもので、 原因不明で起こる顔面表情筋の麻痺です。
発病は、5歳以上の成犬に多いです。 症状は食事をボロボロとこぼし、上手く食べられなくなったり、 口からよだれが垂れるというような症状が出てきます。
顔面神経麻痺では、顔の筋肉を動かすことができなくなるので、まばたきができない、唇が垂れさがるなどの症状が現れます。
ただ、この変化は気付かれないことも多く、食べ物をぼろぼろとこぼしてうまく食べられないという訴えから動物病院を受診し、顔面神経麻痺が分かることもよくあります。
犬の顔面神経麻痺の予後
顔面神経麻痺の予後は、原因や治療のタイミングに大きく依存します。
- 急性の外傷や中耳炎が原因の場合は、治療が早期に行われれば回復が期待できることがあります。
- 免疫介在性疾患や感染症が原因の場合、長期的な治療が必要となることがありますが、適切な治療により回復することがあります。
- 腫瘍やその他の深刻な原因がある場合は、治療の効果が限られることがあり、予後が不良となることもあります。
犬の顔面神経麻痺の予防方法
顔面神経麻痺の予防は、原因によって異なりますが、以下のような予防策が有効です。
中耳炎や耳疾患の予防
定期的な耳掃除や耳の健康チェックを行い、感染症を予防します。
外傷の予防
犬が事故や衝撃を受けないように、安全な環境を整えることが重要です。
免疫系の管理
免疫介在性疾患のリスクがある犬には、定期的な健康診断や早期発見を行うことが予防につながります。
適切なワクチン接種
犬ジステンパーやその他のウイルス感染症を予防するために、ワクチン接種を受けることが重要です。
顔面神経麻痺は、さまざまな原因で発症する神経障害で、目や口、耳などの顔面筋肉が正常に動かなくなる病気です。
早期の診断と治療が予後に大きく影響し、原因に応じた治療を行うことで回復の可能性があります。
予防のためには定期的な健康チェックと事故や感染症の予防が重要です。
犬の顔面に異常が見られた場合は、早めに獣医師に相談し、適切な対応を取ることが大切です。
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